世論調査:ウクライナ正教会独立問題によりポロシェンコ大統領の支持率増
28日、「民主イニシアティブ」基金のイリーナ・ベケシキナ総裁が同基金とシンクタンク「ラズムコフ・センター」が共同で実施した世論調査結果のプレゼンテーション時に発表した。
ベケシキナ総裁は、「大統領選挙で投票するつもりがある人のうちの16.1%は、ユリヤ・ティモシェンコ(祖国党党首)に投票すると回答した。その次は、ペトロ・ポロシェンコ(大統領)で、支持率が最近上昇し、13.8%。私は、この上昇はトモス関係の出来事で説明されると考えている(編集注:トモスとは、正教会が交付する文書のことで、ウクライナ正教会の独立問題を意味する)」と述べた。
発表された結果(投票する意思のない人を除いた結果)は以下のとおり(数字は、%)。
ユリヤ・ティモシェンコ(祖国党党首) 16.1
ペトロ・ポロシェンコ(大統領) 13.8
ヴォロディーミル・ゼレンシキー(コメディアン) 8.8
ユーリー・ボイコ(「野党・生活」推薦) 8.4
オレフ・リャシュコ(急進党党首) 6.9
アナトリー・フリツェンコ(国民の立場党党首) 6.8
イェウヘン・ムライェウ 3.1
オレクサンドル・シェウチェンコ 2.9
スヴャトスラウ・ヴァカルチューク(歌手) 2.6
アンドリー・サドヴィー(自助党党首、リヴィウ市長)2.4
投票先未定 13.1
今回の世論調査「2018年総括」は、12月19日〜25日に、クリミアとドネツィク・ルハンシク両州被占領地域を除くウクライナ全土の有権者に対して実施されたもので、回答者数2017人。理論的誤差は±2.3%とのこと。
詳細結果は、こちらに掲載されている。