パルビー議長、ヴォルカー米特別代表と会談「ウクライナはアメリカの支持に期待」
ウクルインフォルム
ウクライナは、ロシアが拘束したウクライナ海軍軍人の解放に向けたアメリカの支持に期待している。
18日、パルビー最高会議(国会)議長が、ヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表との会談で発言した。ウクルインフォルムが伝えた。
議長は、「私たちは、ウクライナの軍人ができるだけ早く家族の下に、祖国に帰れるようになるためにも、今後もアメリカの支持を期待している。それ(編集注:軍人の解放・帰還)がウクライナにとって1番の課題である」と発言した。
加えて、同議長は、ヴォルカー個人とアメリカ政権首脳陣に対し、ケルチ海峡におけるロシアの攻撃の際にウクライナを断固としてサポートしてくれたことに感謝していると伝え、「ウクライナ海軍軍人と船舶が解放されるまでトランプ大統領はプーチンと会談しないとの断固とした声明は、世界にとっての重要なシグナルとなった」と強調した。
同時に、パルビー議長は、ウクライナはロシアからのありうる更なる侵略行為に対応できるようにしておくことが非常に重要だと述べ、またロシアがアゾフ海を「自国の内海」と呼ぶことを許してはならないと発言した。
これまでの報道にあるように、11月25日、ロシア連邦の国境警備船が、オデーサからマリウポリへ向かっていたウクライナの艦船3隻に対し激突や砲撃などの攻撃的行為をとった。その後、ロシア特殊任務部隊がこの3隻(ベルジャンシク、ニコポリ、ヤニ・カプ)をだ捕した。ウクライナ海軍の情報では、この3隻に乗っていた24名のウクライナ軍人全てが拘束された。
また、拘束された軍人のうち、21名はモスクワの拘置所「レフォルトヴォ」へ移送、3名は病院「マトロスカヤ・チシナ」へ運ばれたことが判明している。