クリミアの「裁判所」、ケルチ海峡で拘束されたウクライナ海兵3名に逮捕の「判決」
ウクルインフォルム
27日、クリミアのロシアにコントロールされている「裁判所」にて、ケルチ海峡近海で拘束されたウクライナ海兵24名のうち3名、アンドリー・オプリスク(上等水兵)、ヴィクトル・ヴァレメズとセルヒー・ツィビゾウに対して、逮捕の「判決」が出された。
記者のアントン・ナウムリュクがフェイスブックに書き込んだ。
ナウムリュク記者は、「ウクライナ海兵について。シンフェローポリ市のキーウ地区裁判所は、タグボート『ヤニ・カプ』船員のヴィクトル・ヴァレメズを2019年1月25日までの2か月間逮捕するとの決定を下した。他のウクライナ海兵に対しても類似の予防措置が選択されることは明白である」と書き込んだ。
また、同記者は、その後、セルヒー・ツィビゾウに対しても同様の逮捕措置が選択されたことを伝えた。
さらに、同記者は、同「裁判所」が装甲カッター船「ニコポリ」船員のアンドリー・オプリスク上等水兵にも同様の逮捕措置が選択されたと書き込んだ。
これまでの報道では、25日、ロシアの国境警備船がオデーサ港からアゾフ海のマリウポリ港へと向かうウクライナの艦船に対し、攻撃し、その後、ロシアの特殊任務部隊がウクライナの艦船3隻をだ捕し、兵3名が負傷した。現在、3隻の艦船と24名のウクライナ兵がロシア側に拘束されたままである。