ケルチ海峡情勢に関する各国の反応

ケルチ海峡情勢に関する各国の反応

ウクルインフォルム
26日のケルチ海峡情勢をめぐる各国の反応を取りまとめた。

アメリカのヴォルカー国務省ウクライナ問題特別代表は、ツイッター上で、「ロシアは、平和にウクライナの港へ向かっていたウクライナの船に激突した。ロシアは、船と乗員を拘束しておきながら、ウクライナを挑発したとして断罪するのか?」と書き込んだ。

ザイベルト・ドイツ首相府報道官は、ベルリンでの記者会見時に、「私たちが現在有する事実を根拠に、ロシア兵が武器を伴う暴力を行使したことは、一切正当化しえないものである」と発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。また、ザイベルト報道官は、ロシアに対し、ウクライナの船舶と船員を解放するように要求し、情勢の発展に深い懸念を抱いていることを示すとともに、双方に対して抑制と沈静化、そしてすみやかな協議開始を呼びかけた。また、メルケル独首相と外務省は、双方と密接なコンタクトを取っているとのこと。また、ザイベルト報道官は、ドイツはウクライナの主権と領土一体性を完全に支持しているとし、アゾフ海の自由な航行は保障されるべきであると強調、また、ドイツはクリミア併合もケルチ橋の建設も違法であるとみなしていることを喚起した。

グリボウスカイテ・リトアニア大統領は、ツイッターにて、「ロシアの対ウクライナ攻撃を非難する。ケルチ海峡でのウクライナ船舶のだ捕は、ロシアによるさらなる国際法と自らの義務のひどい違反である」と書き込んだ。

ルーマニア外務省は、本件に関する声明を発出。同声明には、「私たちは、アゾフ海とケルチ海峡の情勢の発展を深く懸念している。攻撃と国際法規範の違反は、地域の安全の基本を破綻するものである」とある。

トルコ外務省は、「アゾフ海・ケルチ海峡の緊張に関して」という声明を発出し、「私たちは、黒海地域国として、ケルチ海峡の通行は妨害されてはならないことを強調する。私たちは、地域の平和と安定を脅威にさらすような行為を控え、国際法を尊重し、緊張激化を避け、常識と範囲で穏健に行動するよう呼びかける」と発表した。また、同声明には、「私たちは、アゾフ海とケルチ海峡の情勢発展と緊張増大をフォローしている。これにつき、私たちは、ウクライナの船舶が攻撃され、損壊したとのニュースを懸念している」と強調されている。

サミュエルセン・デンマーク外相は、ツイッター上で、「本日アゾフ海で、ロシアの攻撃的行為による危険な出来事が起きた。ロシアは、ケルチ海峡の自由な航行を再開すべきである。重要なのは、情勢の沈静化である」と書き込んだ。また、同外相は、その後、「本日ウクライナ最高会議が予定している、非常事態宣言の適用に関する決定は、事態がいかに深刻化と言うことを示している」とし、デンマークがウクライナを完全に支持していることを補足した。

フィンランド外務省は、ツイッター上に、ソイニ外相の発言として「アゾフ海・ケルチ海峡での緊張の増大に深く懸念している。情勢の激化を避けなければならない。重要なのは、ケルチ海峡の自由な通行を再開することと、拘束されている船舶と船員を解放を、ウクライナの主権と領土一体性を尊重することである」と書き込んだ。

ヴァルストローム・スウェーデン外相は、ツイッターにて、「ケルチ海峡でのロシアによる情勢激化を深く懸念している。ロシアは、挑発的行為を止め、国際法にのっとり船舶の航行を許可せねばならない。国連安全保障理事会でさらなる激化を避ける手段が議論されることを歓迎する」と書き込んだ。

「グルジア・オンライン」通信は、ザルカリアニ・ジョージア外相が声明を発出したと報じた。同声明にて、外相は、「私たちは、アゾフ海とケルチ海峡で起きている激しい出来事を注意深く観察している。ロシアによるウクライナ船舶への攻撃と拘束は、国際海洋法への著しい違反であり、地域全体の安全を脅威におとしいれている。ジョージアは、ウクライナの主権と領土一体性を支持している。国際社会に対し、情勢沈静化のためにすみやかな方策をとるよう呼びかける」と発言している。

Delfi通信によると、ラトビア・リンケヴィチュス外相が声明を発出したとのこと。同外相は、「国連やEUのような国際社会が、ロシア軍の船がウクライナの艦船に対して行った攻撃に対応するべきである」とし、国連安全保障理事会の臨時会合では、代表者がEUが積極的な立場を取るように主張していくと指摘している。また、同外相は、「情勢がさらに激化した場合、EUは、外交的、制裁的手段をとることになる」と指摘した。


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