【宇独首脳会談】ポロシェンコ大統領、ロシアが発動した対ウクライナ制裁にコメント

【宇独首脳会談】ポロシェンコ大統領、ロシアが発動した対ウクライナ制裁にコメント

ウクルインフォルム
ポロシェンコ大統領は、ロシアは対ウクライナ制裁の発動によりミンスク諸合意を履行するつもりがないことを示したと考えている。

1日、ポロシェンコ大統領が、キーウ(キエフ)におけるメルケル独首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、ロシアがウクライナの個人・法人に対して発動した制裁について、「ロシアは、前線で武器を使った演奏をする代わりに、非常にシンプルなことをすべきである。それは、ウクライナから立ち去ることであり、自国軍を撤収させることであり、自分の武器を持ち帰り、ウクライナの領土一体性を回復させることである。そうすれば、平和が訪れるし、一切の制裁を科す必要がなくなる。私は、それ(編集注:ロシアが発動した制裁)はロシア連邦の非建設的な立場の証拠であり、また、同国にミンスク(諸合意)を履行するつもりも、緊張を緩和するつもりも、自国軍を撤収させるつもりもない、ということの証拠であると考えている」とコメントした。

同時に、ポロシェンコ大統領は、ロシアによる制裁発動の決定に驚きはなかったと述べ、同国の制裁リストはわずかな例外を除き、「非常に立派な人物達」からなるリストとなっていると指摘した。

大統領はまた、ロシアの制裁リストに自らの息子であるオレクシー・ポロシェンコ氏や、大統領府の幹部の半分、多くの国会議員、与党連合議員や閣僚の半数以上が含まれていることを指摘しつつ、「ウクライナでは、このリストに掲載されることは、国家褒章の授与のようなことであると言いたい。少なくとも、そのように受け止められている。そして、憤慨しているのは、このリストに掲載されなかった人たちである」と強調した。

これまでウクルインフォルムが報じたように、1日、メドヴェージェフ露首相は、ウクライナの個人322名、法人68に対して制裁を発動する決議に署名した。同制裁リストには、ウクライナ憲法裁判所の裁判官、最高会議(国会)議員、有名なビジネスマン、大統領府や政府の高官、大企業の代表、大富豪が有する法人が掲載されており、とりわけ、アンドリー・パルビー最高会議議長、アルセン・アヴァコフ内相、アルセーニー・ヤツェニューク前首相、ドミトロ・ヤロシュ元右派セクター代表などが含まれている。発表によれば、制裁リストに掲載された人物のロシア国内にある口座、有価証券、資産が凍結対象となるとのこと。


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