クリミア露占領政権、クリミア・タタール民族の資産「国有化」の動き:民族指導者がコメント

クリミア露占領政権、クリミア・タタール民族の資産「国有化」の動き:民族指導者がコメント

ウクルインフォルム
ロシア占領政権は、クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」の資産を「国有化」しようとしている。しかし、これら資産は、クリミアの脱占領下後に奪還されることになる。

29日、ロシア政権によるメジュリス資産「国営化」の可能性に関する発言に対して、クリミア・タタール人指導者であるムスタファ・ジェミレフ氏がラジオ・スヴォボーダ通信プロジェクト「真実のクリミア」にコメントした。

ジェミレフ氏は、「メジュリス不動産の大半は、我々民族の寄付で得られたもので、その多くがトルコやアメリカ、ルーマニアのクリミア・タタール人からの寄付からなります。彼らは、クレムリンの傀儡(かいらい)政権のために寄付をしたのではなく、民族代表機関のために寄付をしたのです。国際裁判所では、傀儡の人々ではなく、ロシアが責任を負うことになります。ですから、彼らが私たちから奪っていくものについて、私たちは落ち着いて受け止めて生きます。クリミアが奪還されれば、全ての資産は回復されるのですから」と述べた。

同氏は、ロシア政権は嘘をついているとし、「彼らが『ムスタファ・ジェミレフの所有する資産』と述べる際、私は何と横柄なことだろうと驚いています。それらは全て、慈善基金『クリミア』に登録されている資産なのです。私が自分のお金で購入した私の家族の家ですら、基金に譲渡してあるのです。私、ムスタファ・ジェミレフは、クリミアに一切資産を持っていません。その基金は、1995年にクリミア・タタール民族意思決定機関「クルルタイ」によって設立されたものです」と述べた。

ジェミレフ氏はまた、2014年以降、この「クリミア基金」はロシアがこの基金に対して手をかけた諸案件について裁判を行っていると指摘した。

これまでの情報では、10月27日、クリミアにおけるロシア占領政権がクリミア・タタール民族代表機関メジュリスに属する資産を「国営化」する決定を下したとのことであった。

2014年、ロシアがクリミアを併合後、メジュリスはロシアにより過激組織と宣告され、その活動を禁止されており、また、クリミア・タタール指導者達は、被占領地域から退去せざるを得なくなっている。


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