ミンスク会合、捕虜解放問題に進展なし
ウクルインフォルム
16日、ウクライナは、ミンスクにおいて開催された三者コンタクト・グループ(TCG)人道問題作業部会会合で、捕虜解放問題を改めて提起したが、一切の進展はなかった。
同日、イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長が自らのフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
ヘラシチェンコ第一副議長は、「保安庁(SBU)と一時的被占領地域・国内避難民問題省の代表者も参加した、本日の人道問題作業部会の重要なテーマは、捕虜の解放であった。一切進展がない。ロシアは、ウクライナで拘束されているロシア人の存在を認めていない。ドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者(ORDLO)(編集注:武装集団「DPR」と「LPR」のこと)は、非生産的な立場をとっている。私たちは、フリッシュ欧州安全保障協力機構(OSCE)調整官に対し、同調整官がORDLOの拷問を受けている拘束者のもとへのアクセスが得られないことがあったことを喚起した。私たちは、改めて、武装集団が違法に拘束する未成年者の問題も提起した。彼らは、被占領下ドネツィク市に2016年9月から拘束されている。ORDLO代表者は、OSCEに子ども達を2016年12月までに解放すると約束したが、実際には解放せず、代わりに、彼らにスパイの罪を着せ投獄したのである」と強調した。
その上で、同第一副議長は、OSCEから、児童・未成年者に関して、より断固とした立場がとられることを期待していると強調した。