スルコフ露大統領補佐官の担当局で人員削減が行われている:露報道
ウクルインフォルム
ロシア大統領府の中で、独立国家共同体(CIS)とアブハジア・南オセチアを管轄する、ウラジスラフ・スルコフ大統領補佐官の担当する局の人員削減が進んでいる。
10日、ロシアのRBK通信が、クレムリンに近い人物を含む複数の情報をもとに報じた。
報道では、「クレムリン内のCIS協力を扱う部署から、半分近い職員が去る。その中には、もしかしたら、『ドンバスの両共和国』(編集注:ウクライナ東部の違法武装集団「DPR」と「LPR」のこと)の担当者も含まれる。専門家達は、11月に選挙を行うこの『両共和国』の活動の有効性が失われていると話している」とある。
10月のはじめ、この部署は沿国境協力局に改変され、その際、同通信社の情報源が言うには、同部署職員の半部近くが、口頭で別の仕事を探せとのメッセージを受け取ったとのこと。
情報源は、削減の理由を複数指摘しており、その中には、予算縮小や、同局業務の効果が不十分であることが含まれるとのこと。局再編がスルコフ大統領補佐官の立場弱体化の兆候ではないかとの意見に関しては、情報源や専門家間で意見が分かれているとのこと。
ウラジスラフ・スルコフ・ロシア大統領補佐官は、2013年CIS・アブハジア・南オセチア協力局の担当に就任した。以前の同局が扱う領域はアブハジアと南オセチアだけであったが、スルコフ補佐官就任後、扱う領域が著しく拡大し、特に、同局はウクライナ東部のいわゆる「DPR」と「LPR」を扱っている。