カナダ外務省も露サイバー攻撃について発表

カナダ外務省も露サイバー攻撃について発表

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ロシアは、カナダ領内にある国際機関やカナダ政府機関の本部に対して、少なくとも2回、サイバー攻撃を実施した。

4日、カナダ外務省が声明を発出した。

声明には、「カナダは、同盟国によるロシア軍のサイバー作戦情報の特定・開示に加わる。この行為は、ロシア政府の幅広い一貫した活動の一部であり、同国が国際法を尊重していないことを示すとともに、同国によるルールにもとづく国際秩序を破壊する行為である。カナダは、この秩序を評価する全ての主体に対して、団結して防衛することを呼びかける」と強調されている。

カナダ外務省は、2016年、悪意のあるソフトウェア(マルウェア)により、カナダ・スポーツ倫理センターのデータへの権限のないアクセスが行われたことを指摘しつつ、カナダ政府が、ロシア軍参謀本部総局(通称GRU)に本件の責任があることにつき、高い確信を持っていることを表明した。

また、2016年、ロシアのサイバー・グループ「Fancy Bear/APT28」がカナダのモントリオールに位置する世界アンチ・ドーピング機構(WADA)に対して攻撃したこと、攻撃した人物がWADAのデータベースから選手に関する機密情報を抜き出し公開したことが指摘された。そして、同声明には、「カナダ政府は、高い確信を持って、同件の責任がロシア軍情報機関にあることを認める」と明言されている。

カナダは、それ以降、新しいサイバー安全保障戦略を確定し、サイバー安全保障センターを設置したとし、国家のサイバー上の安定の向上に著しい貢献を行ったことを強調した。

なお、これに先立ち、4日、イギリスとオランダが、ロシアGRUによるハーグに本部を有する化学兵器禁止機関(OPCW)に対する大規模特殊作戦の詳細を特定・開示していた。また、同日、アメリカ司法省も、GRU将校7名が同国および同盟国に対して害あるサイバー活動を行い、アメリカ国内法に違反したとして非難していた。


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