大統領府前集会:活動家攻撃に対する抗議
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
集会は、運営者たちが市民活動家に対する暴力の事例を紹介することで始まった。もっとも話題となっているのは、ヘルソン市のカテリーナ・ハンジューク活動家、セルヒー・ステネンコ右派セクター・オデーサ市部長、オレフ・ミハイリク人力党オデーサ市支部長、殺害されたイリーナ・ノズドロウシカ司法専門家である。
共同運営者の一人、マクシム・キツューク氏は、次のように述べた。「今日は、私たちは、バンコヴァ通りとインスティトゥーツィカ通りの一角、つまり、全ての国民の権利と自由を保証する大統領の建物の前に来たのである。大統領は、国民一人一人を守り、苦しむ人に正義が訪れるようにしなければならない。今日、この場所で、私たちは多くの市民運動、活動家、政治勢力の共同集会を行う。」
活動は、「沈黙するな。沈黙は人を殺す」というスローガンで行われている。また、活動家は、暴力の被害者たちの写真をテントに貼り付けた。
大統領府の建物へのアクセスは、治安機関職員により閉ざされている。状況は、現時点で平穏。同日の活動は、28日午前3時まで継続することが予定されている。現時点では、活動家の演説が続いている。警察は、集会参加者に市民秩序は乱さないようにと呼びかけている。集会参加者は、暴力を受けた際の緊急医療支援の仕方を参加者に説明している。
ポロシェンコ大統領は、すでにこの活動に反応し、ルツェンコ検事総長とアヴァコフ内務相に対して、活動家への攻撃の捜査を活発化するよう要求している。大統領府広報室は、ウクルインフォルムに対して、「ポロシェンコ大統領は、国内全般の犯罪状況に不満を持っており、犯罪対策調整会議においてこの問題が審議されるよう要求しており、報告を待っているところである」と伝達した。
また、ルツェンコ検事総長は、10月上旬に内務省とともに、活動家に対する弾圧について、調整会議を開催すると発表した。
9月22日、オデーサでは、人力党同市支部長であり、市民活動家であるオレフ・ミハイリクが銃撃を受けた。
7月31日には、ヘルソン氏の活動家であるカテリーナ・ハンジュークが身元不明の人物に硫酸をかけられ、身体の40%を火傷した。