ウクライナの露語話者が苦しんでいるのは、露が介入した地域のみ:ヴォルカー米特別代表

ウクライナの露語話者が苦しんでいるのは、露が介入した地域のみ:ヴォルカー米特別代表

ウクルインフォルム
もしロシアがドンバス地方のロシア語話者の生活を改善したいと思っているのなら、同国は武力侵攻を止め、自国軍を撤退させるべきである。

15日、カート・ヴォルカー米国務省ウクライナ問題担当特別代表がヤルタ欧州戦略会議(YES)で述べた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ヴォルカー特別代表は、「武力衝突の継続がドンバス地方の住民の生活に影響を及ぼしている。それが最も重要なことである。影響を受けているのは、主にロシア語を話す住民であることを私は強調したい。ロシア語を話す人々は、ハルキウやスロヴヤンシク、オデーサなど、ウクライナ全土にいる。ウクライナにおいて、ロシア語話者が苦しんでいる場所は、ロシアが介入した場所、ロシアが軍を侵攻させて領土を占領した場所だけなのである」と述べた。そして、同特別代表は、ロシアがロシア語話者の苦しみを心配しているのであれば、ウクライナ領からロシア軍を撤退させなければならないと説明した。

同時に、ヴォルカー特別代表は、ウクライナ政府も被占領地に暮らす自国民の生活を楽にするために、あらゆる手段を用いなければならないと指摘した。同特別代表は、「被占領地という条件下ではそれは難しいことだが、最も苦しんでいる国民のために、通過検問地点の人員を増やしたり、年金へのアクセスを簡単にする新しい手段を見つけたりすることは考えられるだろう。被占領地の住民に人道支援を与えるために、国際連合や赤十字と協力することも考えられる。被占領地に暮らす人々に、ウクライナ政府が彼らを自国民とみなしており、ケアをしていると思ってもらうためには、政府は積極的かつクリエイティブに行動しなければならない」と発言した。

写真:YES、写真家セルヒー・イリン、オレクサンドル・インディチー、オレクサンドル・ピリュヒン


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