独首相、露による旧ソ連諸国不安定化を非難
ウクルインフォルム
ロシアは、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)に加盟していない多くの旧ソ連諸国の情勢を不安定化している。
アンゲラ・メルケル・ドイツ首相が、リトアニアのルクラに駐屯するドイツ兵士の前で行った演説で述べた。ドイツのDW通信が伝えた。
メルケル首相は、「私たちは、実質的にEUやNATOに加盟していないほぼ全ての旧ソ連諸国が国内でロシアが生み出した紛争を抱えているのを見ている」と述べ、「今日、これらの国は全て、自国の領土一体性の回復に労力を費やしている。なぜなら、ロシアがこれら国の一部を分離させたり、紛争を発生させたりしたからである」と説明した。同首相は、その例として、ウクライナ、ジョージア(グルジア)、アルメニア、モルドバ、アゼルバイジャンを挙げた。
現在、ロシアのハイブリッド戦争を抑制することを目的とするNATOミッションの枠でドイツ軍部隊がバルト諸国に展開している。メルケル首相は、この戦争にはサイバー攻撃も関係すると指摘した。