米国ウクライナ問題特別代表:プーチンはウクライナの選挙まで妥協しない

米国ウクライナ問題特別代表:プーチンはウクライナの選挙まで妥協しない

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カート・ヴォルカー・アメリカ国務省ウクライナ問題特別代表は、ウクライナの大統領選挙が行われるまでロシアとの協議の進展はないと思うと語った。

ヴォルカー特別代表がラジオ・スヴォボーダ通信へのインタビューで述べた。

インタビューには、「ヴォルカー特別代表は、プーチン・ロシア大統領は少なくとも来年3月のウクライナ大統領選挙までは、あるいは『ポロシェンコがまだ政権にいる条件下』では、紛争に関する協議を行いたがっていないと考えている」と書かれている。

ヴォルカー特別代表は、ロシアがウクライナ東部の紛争を支え続けていることを非難している。また、同特別代表は、ドネツィク・ルハンシク両州の紛争を終わらせることを目的としたドンバス地方への国連平和ミッションのありうる展開に関してアメリカとロシアには深刻な見解の相違があると述べた。

また、同特別代表は、ロシア側カウンターパートのウラジスラフ・スルコフ露大統領補佐官に対して、1月のドバイでの両者の会談時にいくつかの外交的ジェスチャーを行ったが、現時点までスルコフ補佐官からは何の返答も受け取っていないことを明かした。ヴォルカー特別代表は、次回の会談も可能だが、現時点では何も計画されていないと述べた。

ヴォルカー特別代表は、トランプ・アメリカ大統領のウクライナへのコミットメントに関する質問に対して、アメリカがウクライナに対して行ってきたことは全て大統領の合意を得て行われているものであり、立場に相違はないと説明した。

その上で、同特別代表は、「大統領が行っていることを私は理解しています。プーチン露大統領が立場を変えるなり、協議で何らかの合意をするなり、紛争のリスクを小さくするなり、ウクライナに平和をもたらすなりのことが行えるように、トランプ大統領はプーチン大統領のために扉を開けたままにしようとしているのです」と強調した。また、「そして、同時に、ロシアを協議に向かわせるための手段として、ロシアに対する圧力に関する追加的行動を取り続け、ウクライナをサポートし続けるという政策が取られています」と説明した。


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