ウクライナ、スイス代表団の被占領下クリミア訪問を非難
ウクルインフォルム
10日、在スイス・ウクライナ大使館は、スイス代表団がロシアの占領下にあるクリミアを訪問したことを非難した。
同大使館が公式ウェブサイトに声明を掲載した。
同声明には、「ウクライナ大使館は、元スイス上院議員のE.ベルゼルを団長とする代表団が被占領下クリミアを違法に訪問したことを断固として非難する。この違法訪問は、ウクライナ国内法に反し、ロシアのクリミア併合の試みを認めないというスイスの公式立場にも反するものである」とある。
また、同大使館は、法の支配遵守で知られるスイス議会の中に、自らロシアのプロパガンダの道具となり、他国の法律を無視し、人権軽視やクリミア・タタール人とウクライナ人への弾圧が続くクリミアの生活を賛美する者がいることを遺憾に思うと表明した。
同大使館は、ウクライナが被占領地訪問の規則に反した外国国籍者に対して、制裁的方策をとる権利を保持していることを指摘しつつ、スイス政府が今回の訪問に対して然るべき評価を下すことへの期待が表明された。