チョルノービリ立入制限区域火災:警察、放火容疑者を摘発
ウクルインフォルム
警察は、キーウ(キエフ)州にて、チョルノービリ(チェルノブイリ)立入制限区域内の火災発生に関与した疑いのある男性を更に1名摘発した。
13日、内務省広報室が伝えた。
発表には、「本日(4月13日)14時頃、チョルノービリ立入制限区域圏内にて更なる火災が発生した。本件は、同区域内で3件目のケースである」と書かれている。
内務省は、調査により、火災に関与した37歳の地元住民を摘発したと伝えた。
調査によれば、男性は居住地にてごみを燃やし、火の消えきっていない残骸を乾燥した草原に移動させたことが判明したという。発表には、「そこで乾燥した樹木に引火。男性が現場に戻った時には、炎が燃え広がっていたのに気付いたが、救助隊にも、警察にも電話をせず、自分で火を消そうとした。しかし、すでに遅かったのである。風により炎は森林部に燃え広がり、その先は、立入制限区域である。そこで大規模火災に発展したのである」と書かれている。
森林の破壊により、刑事捜査が開始されたことが発表された。
なお、4月4日、チョルノービリ立入制限区域内のコトウシキー森林地区ヴォロディミリウカ村近くにて、20ヘクタールにわたる森林火災の発生。以降、現在まで現地での消火活動が継続している。