ゼレンシキー大統領の政党、改革実施のマンデートを獲得=海外ニュースサイト
ウクルインフォルム
ウクライナの新大統領、ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏の人民奉仕者党は、ウクライナ国内改革実施のための幅広いマンデートを獲得した。
米国ニュースサイト「ポリティコ」の欧州版にて、ウクライナ最高会議繰り上げ選挙の総括記事が掲載された。
同記事には、「かつてのコメディアン、現在の大統領である、ヴォロディーミル・ゼレンシキー氏の政党は、この日曜日に実施されたウクライナの最高会議選挙において決定的な勝利を収め、政権掌握における『政治的新人』の立場を強化し、戦争で傷ついた国の改革を推進するための幅広いマンデートを大統領に与えた」と書かれている。
ポリティコの記者は、ウクライナでは大規模な汚職の克服に進展がなく、戦争も継続、生活水準は低いままの中で、社会には怒りの波が起こっているとし、これを受けてゼレンシキー氏は、4月の大統領選挙勝利に続き、今回の選挙でも勝利したのだと指摘した。今回の選挙の暫定結果では、人民奉仕者党は、42%の支持を得ている。
記事では、筆者が、人民奉仕者党は選挙で大勝利を収めたものの、同党は議会で過半数を取れないだろうと予測しており、同党は他党と与党連合を組む可能性があると指摘している。
筆者は、最高会議内で与党が形成された後、与党が新首相を提案することになり、また大半の閣僚も与党が決めることになると指摘。記事では、ゼレンシキー大統領が、既に首相候補は、国内外で敬意を集め、過去に首相を経験したことない、「経済の専門家」にしたいと述べていることが喚起されており、これにつき筆者は、そのようなアイデアは「新顔」を求める社会の要求に適ったものだと指摘している。
ドミトロー・シュクルコ、ブリュッセル