ゼレンシキー候補選対本部、ポロシェンコ候補との討論を「意味がない」とコメント
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領選候補の補佐官であり、国家汚職防止庁の元職員であったルスラン・リャボシャプカ氏は、同候補と現職大統領のポロシェンコ候補の討論は意味がないとコメントした。
1日、「週の鏡」紙ウェブ版が報じた。
報道には、ゼレンシキー候補は確かに昨日(3月31日)、討論の用意があると公言したが、同候補本部のメンバーは、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領との討論への参加の適切性に疑問を抱いている、と書かれている。
同紙は、リャボシャプカ同候補補佐官が、討論に「意味がない」と形容したと報じた。
リャボシャプカ氏は、「(討論に)意味を見出せない。ポロシェンコ氏がゼレンシキー氏を(大富豪の)コロモイシキーの操り人形だと考えているのであるならば、ポロシェンコ氏からゼレンシキー氏にどんな質問があり得るというのか。ポロシェンコ氏は、コロモイシキー氏と討論をした方が良いのでは?」と発言したという。
リャボシャプカ氏は、討論が「犬の争い」のような醜い争いになり、政治プログラムの議論ではなく、見世物になる可能性があると指摘した。
なお、これまでに、ポロシェンコ候補は、討論は大統領選挙決選投票にとって重要な要素であると指摘していた。
ゼレンシキー候補は、大統領選挙の投票日に自身の選対本部にて、ポロシェンコ候補との討論の用意があると述べていた。しかし、その後、同候補チームの政治コンサルタントを担うドミトロー・ラズムコウ氏が、大統領選挙候補者による討論では、「現在の政治エリート」による公約が宣言されるだけになり、「そのような需要は社会にはない」と発言していた。一方で、ラズムコウ氏は、ゼレンシキー候補は、ポロシェンコ候補との討論で発言することを見出すだろうとも述べていた。