ポロシェンコ大統領、メドヴェージェフ露首相とメドヴェチューク氏とボイコ氏の会談にコメント

ポロシェンコ大統領、メドヴェージェフ露首相とメドヴェチューク氏とボイコ氏の会談にコメント

ウクルインフォルム
ペトロ・ポロシェンコ大統領は、22日に大統領選候補のユーリー・ボイコ(野党・生活党)と同党幹部のヴィクトル・メドヴェチューク氏がメドヴェージェフ露首相と会談したことにつき、「ロシアによるウクライナの団結を内部から破壊する試みだ」と指摘した。

23日、ポロシェンコ大統領が、チェルニウツィー州地域発展評議会会合にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私たちは皆、現在の選挙の本当の掛け金を見るべきである。なぜなら、プーチンは、この掛け金をよくわかっており、どのような結果が受け入れられないかにつき隠していないのである。彼ら(編集注:ボイコ候補とメドヴェチューク氏)は、ウクライナをどうやってもう一度ロシアのガス・ネットワークに引っ掛けようかを議論している。彼らは、大統領選挙と最高会議(国会)選挙の後にどのような同盟を作るか議論している。彼らの同盟は、ウクライナや私たち一人一人に対抗するものである」と発言した。

大統領は、ロシア首脳陣はウクライナ東部の前線が突破できなかったために、現在彼らはウクライナの団結を内側から破壊しようと試みていると指摘した。

大統領は、プーチン露大統領はウクライナがロシアの影響圏を抜け出たという事実や、ウクライナが自らの欧州統合路線を選択したという事実を受け入れることは決してないと強調し、現在ロシアのプロパガンダはこれら全ての意義を低め、黒く塗り潰すために行われていると指摘した。

大統領は、ウクライナの前には、「クレムリンのウクライナをもう一度屈服させようとする試みと対峙できるか。ウクライナ人は、親露勢力のリベンジとロシアにとって都合の良い候補者を大統領選挙・最高会議選挙で食い止められるか」といった問いが提示されているのだと強調した。

これに先立ち、22日、ロシア連邦のドミトリー・メドヴェージェフ首相が、モスクワ近郊の自宅にて、ウクライナの「野党プラットフォーム・生活のため」党が支援するユーリー・ボイコ大統領候補と同党幹部のヴィクトル・メドヴェチューク氏と会談していた。メドヴェチューク氏は、実娘の宗教上の代父がプーチン露大統領であり、メドヴェチューク氏とプーチン露大統領は宗教上の親族関係にある人物。また、同会談には、露ガスプロム社のアレクセイ・ミレル社長も同席した。

会談時、メドヴェチューク氏は、ウクライナはガスプロム社によるガスの直接供給が必要であると発言した。ボイコ候補は、ウクライナ・ロシア間のガス輸送契約の継続に関し、「私たちは、2019年に終了する現在の契約後も、(ウクライナとロシアの)相互に利益のある輸送契約を提案・審議する用意がある」と述べた。

この会談後、ボイコ候補とメドヴェチューク氏は、今後もロシア連邦首脳陣との協議を続けると述べた。また、メドヴェチューク氏は、「合意と2020年1月1日からの新しい契約により、ロシアのガスは、ウクライナにとって、少なくとも25%減額されるであろう」と発言していた。


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