IMF、ウクライナに27億ドルを送金 新支援プログラムの一環
ウクルインフォルム
国際通貨基金(IMF)は3日、ウクライナに対する新たな金融支援プログラムの一環で、同国に最初の27億ドルのトランシュを送金した。
ピシュニー・ウクライナ中央銀行総裁がフェイスブック・アカウントにて報告した。
ピシュニー氏は、「この20億の特別引出権(SDR)は、約27億米ドルに相当する。パートナーたちの迅速な支援に感謝しており、私たちはもう、最初のプログラムのレビューを成功させて、次のIMFのトランシュを受け取れるべく積極的に作業をしている」と書き込んだ。
なお、これに先立ち、3月31日、IMF理事会は、ウクライナに対する4年間で総額156億ドルの新しい融資プログラム(拡大信用供与措置(EFF))を承認していた。これは、総額1150億ドルの支援パッケージの一環。同決定により、27億ドルの即時支出が可能となっていた。
その際、ゼレンシキー宇大統領は、ツイッター・アカウントにて、同プログラム承認につき、「私たちのロシア侵略との戦いにおける重要な支援だ。私たちは一緒にウクライナ経済を支えている。そして、私たちはともに勝利へと前進している!」として、ゲオルギエバIMF専務理事に感謝を伝えていた。