ウクライナ3州で電力供給復旧 ドニプロペトロウシク州は50%復旧
ウクルインフォルム
ウクライナでは、23日のロシア軍による大規模ミサイル攻撃を受けて発生した停電からの復旧作業が続いている。24日朝の時点で、キロヴォフラード州、ヴィンニツャ州、チェルカーシ州の電力供給が復旧、ドニプロペトロウシク州でも約50%の消費者へ復旧できたと発表されている。
ティモシェンコ氏は、テレグラム・チャンネルにて、中部キロヴォフラード州と中部ヴィンニツャ州の送電が再開できたと伝えた。
南部ドニプロペトロウシク州のレズニチェンコ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州は約50%の消費者への電力供給が復旧できたと伝えた。
レズニチェンコ氏は、「緊迫した夜だった。全ての当局が作業し、今も作業を続けている…。電力事業者は、送電復旧を続けている。州内約50%の消費者が電力を得ている。電力状況は困難だ。そのため、ネットワークへの負荷を最大限軽減するために、あらゆるところで停電が続いている」と伝えた。
また同氏は、州内のクリヴィー・リフとパウロフラードでの炭鉱の救出作戦にて、停電にて炭鉱に残されていた炭鉱職員約3000人を地上に引き上げることができたと伝えた。
中部チェルカーシ州のタブレツ州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、州内の大半の消費者への送電が再開されたと伝えた。州内の復旧作業はまだ続いているという。
これに先立ち、11月23日、ロシア軍が、再びウクライナの電力インフラを攻撃していた。民間人が6名死亡、36名負傷した他、キーウを含め、ウクライナ各地で電力や水の供給が止まっていた。ウクライナ首都キーウのクリチコ市長は24日、同市の70%にまだ電力供給ができておらず、また水の供給は市内のドニプロ川左岸にてすでに復旧したと伝えている。