ウクライナ東部でハルキウ〜クプヤンシク間の電車・バス運行再開
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ウクルインフォルム
国鉄ウクルザリズニツャ社は、ウクライナ東部ハルキウ州にて、ハルキウ市とロシアの占領から解放されたクプヤンシク市を結ぶ電車とシャトルバスを用いた複合アクセスの運行を3日から開始すると伝えた。
国鉄ウクルザリズニツャ社がテレグラム・チャンネルにて発表した。
発表にて、カミシン・ウクルザリズニツャ社総裁は、ハルキウ〜クプヤンシク間のアクセスは、経路の95%を電車で担い、オシノヴェからクプヤンシクまでの最後の約10キロメートルを地元共同体の無料シャトルバスで移動するという、複合アクセスとなると伝えた。
カミシン氏は、ハルキウ〜クプヤンシク間の「爆破された鉄道橋の復旧には時間がかかる」としつつも、「運行はもう再開する。6万人の人々がこれにより安定し、理想的なアクセスを得られる」と伝えた。
ハルキウ〜クプヤンシク間電車の試験運行の様子 写真:ヴヤチェスラウ・マジイェウシキー/ウクルインフォルム
ハルキウ市からオシノヴェまでの電車(第6605/6608)は、毎日6時15分に発車し、9時50分に到着。オシノヴェからハルキウへの電車は、16時21分に発車し、19時35分に到着するとのこと。乗車賃は43フリヴニャ(約170円)。
なお、クプヤンシクは、ロシア軍により今年の2月27日に占領され、ウクライナ軍により10月10日に解放されている。占領前の人口は約2万7000人で、脱占領後は、州軍行政府の評価では、約1万5000人となっているという。