オデーサ港からウクライナの食糧を載せた船が出港 5か月ぶり 4者合意受け

オデーサ港からウクライナの食糧を載せた船が出港 5か月ぶり 4者合意受け

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8月1日、ウクライナ南部「オデーサ」港から、ウクライナの食糧を載せた船が約5か月ぶりに出港した。

ウクライナのクブラコウ・インフラ相がフェイスブック・アカウントにて報告した

クブラコウ氏は、「ウクライナの食糧を載せた最初の船がオデーサ港を出港した」と書き込んだ。

船の名前はラゾニ(RAZONI)で、シラエレオネの旗を掲げている。目的地は、レバノンのトリポリ。積まれているのは、2万6000トンのトウモロコシだという。

クブラコウ氏は、ウクライナは世界で4番目のトウモロコシ輸出国であり、そのためその海洋輸出が可能となることは、世界の食糧安全保障にとって甚大な重みを持つと指摘した。

さらに同氏は、「今日、ウクライナはパートナーたちとともに、世界の危機の防止に向けた更なる一歩を実施している。港の封鎖解除は、経済にとって少なくとも10億ドルの収益となるし、農業セクターが来年の種まきを計画することを可能とするものだ」と強調した。

同氏はまた、オデーサ州の複数港から、さらに16隻の船が出港を待っていると指摘し、「それらは、ロシアの全面的戦争開始から閉じ込められていた船たちだ。並行して、私たちは農業製品を載せるための新たな船の到着についての発表を受け取ることになる。今後数週間、パートナーのサポートを受けて、私たちは、農業製品の完全な輸送能力を発揮することを予定している」と発言した。

その他、ブラッチューク・オデーサ州軍行政府長官顧問は、輸送の安全は、国連とトルコが確認したと伝えた。

これに先立ち、7月29日、ウクライナのゼレンシキー大統領は、オデーサ州を訪問した際、ウクライナは黒海を通じた穀物輸送の準備ができており、パートナーたちから輸送開始のシグナルを待っているところだと述べていた

7月22日、トルコ・イスタンブルにて、ウクライナ、トルコ、国連、ロシアの代表者による会合の結果、ウクライナ南部のオデーサ、チョルノモルシク、ピウデンニーの3つの海洋港から食糧出荷を行う手段を定めた合意に署名が行われていた。

他方、翌23日、ロシア軍は、オデーサ海洋貿易港をミサイルで攻撃していた。


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