ウクライナは日本との自由貿易協定締結協議の開始に関心がある=ウクライナ大使
ウクルインフォルム
ウクライナは、日本との間の自由貿易協定締結協議の開始に関心を抱いている。
19日、セルヒー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使がウクライナ・日本を議題にしたオンライン・ディスカッション「ウクライナ・日本・EU 相互の影響と新しい機会」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
コルスンスキー大使は、日本政府代表者との多くの会談にて、ウクライナが日本との自由貿易圏協定締結協議の開始に関心があることを提起していると発言した。
大使は、「日本側は本件に対して非常に慎重であり、それは理解できる。日本の0.1%の貿易量というのは、努力を割くに値しないものであろう。しかし、自由貿易協定は、私たちには非常に必要なのだ」と発言した。
同時に大使は、日本は、世界中と「ネットワーク型」の自由貿易協定を有していることを指摘した。大使は、「非常にユニークな状況である。(日本は)環太平洋、環大西洋、地域のレベルで自由貿易圏を有しているのだ」と発言した。
その上で大使は、ウクライナにとっては、日本もウクライナも、EU、英国、カナダと自由貿易体制を有していることが重要だと述べ、「私は、私たちは、日本との間で、統一の法的空間への非常に近い地点にいると思っており、そのため、日本との自由貿易圏協議は、長引くことなく、困難にもならないと思っている。思うに、私たちは、願望さえあれば、1年もあれば可能であろう」と予想を示した。
大使は、ウクライナ側の自由貿易圏のメリットは、ウクライナの製品が日本に輸出されることだと指摘し、「日本は、私たちにとって、グローバルで、世界の強力な貿易力のある国家として、私たちにとって非常うに重要である。日本は、私たちのアジア各国市場進出を支援してくれるかもしれない」との考えを示した。