内閣、ガス価格の約30%の一時的値下げを決定

内閣、ガス価格の約30%の一時的値下げを決定

ウクルインフォルム
ウクライナ閣僚会議(内閣)は18日、一般消費者向けのガス価格を1立方メートル6.99フリヴニャ(平均で約30%減)まで一時的に下げる決定を採択した。

同決定採択前にデニス・シュミハリ首相が臨時閣議の際に説明した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

シュミハリ首相は、今回の値下げ決定につき「公正でバランスの取れた決定ができた」と述べた。

同時に首相は、この値下げ決定が効力を持つのは、集中暖房期間が終了するまで、あるいは(新型コロナウイルス感染症対策)防疫期間が終了するまでだと伝えた。

首相は、今回の決定でガス価格は平均で約30%減となると指摘した。

また、首相は、補助金の給付も継続されるとし、300万人以上の国民が1600フリヴニャ以上の補助金を受け取ることになると発言した。

今回の決定につき、大統領府は、ゼレンシキー大統領による歓迎のメッセージを公表した。

ゼレンシキー大統領は、「採択された決定により、国民向けガス価格が30%以上下がる。私たちは、そのためにメカニズムを見つける作業をしてきた。今回の決定は、市場のプレイヤーを正直で透明に活動させ、普通のウクライナ国民である消費者のために努力することを促すものでもある」と発言した。

大統領府はまた、今回の決定は、COVID-19拡散の経済状況への影響に関連したものであり、暫定的なものであるが、同時に、ウクライナのガス市場における正義を確立するために大きな役割を担うものだとも説明した。


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