ゼレンシキー大統領、オーストリア首相に露ガスパイプラインへの見解見直しを要請

ゼレンシキー大統領、オーストリア首相に露ガスパイプラインへの見解見直しを要請

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は15日、ウィーン訪問時、オーストリア政府に対して、独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の建設問題を欧州エネルギー安全保障の観点から再検討するよう要請した。

ゼレンシキー大統領がクルツ・オーストリア首相との共同記者会見時に発言した。大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー大統領は、「私は、ノルド・ストリーム2を通じて深刻な挑戦が生じていることを理解している。私は、それは将来、欧州全体のエネルギー安全保障の問題となると考えている」と発言した。

大統領はその上で、同プロジェクトの検討の際にはウクライナの立場を考慮するよう呼びかけた。

大統領は、「オーストリアがウクライナを他にどのように支援できるか。今よりもう少しだけノルド・ストリーム2問題に注意を割くだけで良い。それが困難なのはわかっている。しかし、その問題を私たちの側から見て欲しい」と強調した。

同時に、ウクルインフォルムの特派員によれば、その際クルツ首相は、ウィーンは常に政治のレベルでウクライナの国益に注意を向けていると発言している。クルツ首相は、自分たちとゼレンシキー大統領との間でノルド・ストリーム2に関する見解は異なっているとも発言した。

首相は、「ウクライナ大統領と私は、ノルド・ストリーム2について異なる見解を有している。私たちの見方では、それは経済的なもので、非常に肯定的なプロジェクトだ。私たちが(編集注:エネルギー供給源を)多元化し、欧州へのエネルギー供給の複数のルートを利用することは良いことだ。しかし、政治レベルでは、私たちは常にウクライナの国益に注意を払っている。私たちは、このテーマを議論してきた。そして、私は、友人の間で、異なる見解のあるテーマをオープンに議論するのは良いことだと思っている」と発言した。

同時にクルツ首相は、ノルド・ストリーム2に関する異なる見解が、「ウクライナとオーストリアの肯定的で良好な関係に」影響は及ぼさないと発言した。

なお、現在建設中の独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」とは、ロシアのガスプロム社が天然ガスを、ウクライナを迂回するルートで欧州に供給するもの。

ウクライナをはじめ、米国、ポーランド、バルト諸国が同パイプラインの建設に反対している。

米上院は、国防予算案にノルド・ストリーム2関連の追加制裁を加えている。

現在、ノルド・ストリーム2の建設は、2019年12月に発行した米国の制裁による停止している。

更に、ハイコー・マース独外相は、本年9月、「ノルド・ストリーム2」の建設完了と、ロシアによる同国野党政治家アレクセイ・ナワリヌイへの毒殺未遂事件の捜査を関連付ける可能性を排除しない発言をしている


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