ゼレンシキー大統領、中銀幹部と会談 総裁の辞意表明受け

ゼレンシキー大統領、中銀幹部と会談 総裁の辞意表明受け

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は2日、中央銀行幹部と金融市場関係者と会談し、新しい中銀総裁の候補者について協議を行なった。

大統領府広報室が公表した

発表には、「大統領と中銀副総裁、国営・民間銀行の幹部たち、銀行関連組織の幹部との会談が行われた。会談には、デニス・シュミハリ首相、アンドリー・イェルマーク大統領府長官、ユリヤ・コヴァリウ大統領府副長官、セルヒー・マルチェンコ財務相、ダニーロ・ヘトマンツェウ最高会議財政・税・関税政策委員会委員長が出席した」と書かれている。

会談時には、金融分野の現状とヤキウ・スモーリー中央銀行総裁の1日の辞意表明の銀行市場へのあり得る影響について協議が行なわれた。

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、中央銀行の独立原則への重要性と能力の維持の必要性を強調した。

大統領は、「独立した中央銀行は、国家のマクロ経済安定性を守るものであり、ウクライナ人の福祉を保証するものだ。そのため、私は大統領として、どのような幹部が現れる場合も、私たちの国家の金融・マクロ経済安定性の基礎となる中央銀行の独立を防衛していく」と発言した。

また、同会合時には、中央銀行の新総裁のあり得る候補についても協議が行なわれた。

これに先立ち、1日、スモーリー中央銀行総裁が大統領に辞表を提出したと発表していた。

その際、スモーリー総裁は、「長期にわたりウクライナ中央銀行には体系的な政治的圧力がかけられている」と述べており、「それにより、私は総裁として中央銀行の活動統括義務を効果的に履行し、その他の国家機関と連携することができなくなっている。私は、自らの辞職をもって、ウクライナ中央銀行の組織的基盤に対する更なる破壊の試みを警告したく思う」と強調していた。

これにつき、国際通貨基金(IMF)、欧州連合(EU)、G7大使ウクライナ・サポート・グループが懸念を表明している。

写真:大統領府


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