日本、400万ドル相当のドンバス人道支援を発表
ウクルインフォルム
日本政府は、2020年、ウクライナ東部への人道支援・復興を目的に423万ドル相当のプロジェクトを実現する。
1日、倉井高志駐ウクライナ日本大使が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
倉井大使は、「日本は、ウクライナの独立時同様、民主化と経済発展のための改革実行を支援することで、ウクライナの主権・領土一体性防衛の点で同国をサポートし続ける準備がある」と発言した。
大使は、日本が優先する課題の一つは「ドネツィク・ルハンシク両州住民の安全と幸福」だと指摘した。
その上で大使は、「そのため、今年、日本政府の供与する総額423万米ドルの予算で、4つの国連機関、UNDP、UNOPS、IOM、UNHCRと、国際赤十字委員会により5つの追加プロジェクトが実現される。これらのプロジェクトを加えた上での現時点のこの種の支援総額は5140万米ドルとなる」と強調した。
オレクシー・レズニコウ副首相兼一時的被占領地再統合問題相は、倉井大使と国際機関に対してウクライナへの体系的支援につき謝意を伝えた。
副首相はまた、これらはウクライナ東部への人道支援、困窮する層のサポート、復興のための支援や、軍人の保健システムへの支援となると説明した。とりわけ、今後12か月間で174万米ドルが軍医療機関への医療器材購入にあてられ、また約100万米ドルが国内避難民の就業支援や経済インフラ再生にあてられる予定だと伝えられた。