近隣5国、ウクライナ国民の渡航を許可
ウクルインフォルム
7月1日時点で、ウクライナ国民が旅行目的に渡航できる近隣国は、トルコ、エジプト、アルバニア、クロアチア、モンテネグロの5か国である。
ウラディスラウ・クリクリー・インフラ相がテレグラム・チャンネルで伝えた。
クリクリー・インフラ相は、「今年の夏、最も人気のある質問は、どの国がウクライナのために国境を開いたのか、というものだ。(渡航が現在可能なのは)トルコ、エジプト、アルバニア、クロアチア(ホテルなど宿泊先の予約確認が条件)、モンテネグロ(過去48時間以内に実施されたCOVID-19のPCR検査の陰性結果の提示が条件)である」と書き込んだ。
大臣はまた、ウクライナにおける新型コロナウイルス感染状況が不安定なため、その他の欧州諸国の国境はウクライナ国民に対して閉ざされたままだと伝えた。
同時に、大臣は、「ただし、外国籍者、外交官、欧州連合(EU)での労働や留学の契約、滞在証明、船舶への移動目的の船員、EUへトランジット目的で入域する者の入国は認められている」と補足した。
大臣はまた、EUは状況を見ながら2週間ごとに入国を認める国のリストを見直していくと伝えた。
これに先立ち、6月30日、EU理事会がCOVID-19対策で導入していた域外からのEUへの渡航の制限を段階的に解除する勧告を採択していた。
同勧告が定める基準と条件をもとに、7月1日から、EU加盟国は以下の第3国の国民の渡航に対する制限の解除を始めることになっている。対象となるのは、アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルアンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ。
ウクライナは、このリストに加えられていない。