ミロヴァノウ経済相、大臣としてのこれまでの活動を総括
ウクルインフォルム
ティモフィー・ミロヴァノウ経済・貿易・農業発展相は4日、自身が大臣になってからの同省の主な活動について報告した。
ミロヴァノウ大臣がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
大臣は、「21世紀のウクライナ史における過去最大の民営化プロセスを開始。6か月間で960以上の国営企業を民営化に出し、コンセッション国営・民営パートナーシップ庁を作り、OECDの原則を適用したコーポレート・ガバナンスの改革を実施しており、国家福祉基金の法案を作成、国家資産の透明な貸借の道を開くなどした」と書き込んだ。
加えて大臣は、農地市場改革に着手したことを指摘し、農地市場をシャドーエコノミーから公式経済に引き出すことは、農業分野を根本的に改善し、投資を呼び込み、新たな雇用を生み出し、資本市場の発展の基盤となるものだと強調した。また雇用市場改革も始めたことを指摘した。
更に、大臣は、日本、台湾、ブラジル、エチオピアの市場への農業生産物輸出を拡大した他、中国への生産物輸出に関する3つの協定に署名、サウジアラビアとEUへの鶏肉輸出を再開し、カナダとマレーシアへの農産物輸出拡大に向けた作業が終わろうとしているところだと伝えた。
その上で大臣は、「私たちは、三つの重要市場を開き、改革している。それは、資本、農地、雇用だ。なぜなら、これらの市場が経済発展を牽引するからだ。投資誘致と並び、これらがウクライナを新たな発展のレベルに引き上げるのだ」と強調した。