EU、ウクライナ産鶏肉の輸入を一時停止 鳥インフルエンザ発見受け
ウクルインフォルム
欧州連合(EU)は、ウクライナ領内にて鳥インフルエンザが発見されたことに関連し、ウクライナ産鶏肉の輸入を一時的に停止した。
23日、国家食料品安全・消費者保護庁が発表した。
発表には、「欧州委員会から昨晩入った最新情報では、ウクライナからEU域内への、鶏肉製品、非加工鶏肉製品の持込を一時的に停止するとのこと。卵・卵製品はこの対象には当てはまらない」と書かれている。
同庁は、過去の評価報告書、協議や事前合意からして、今回のEUの決定はウクライナ側にとって、驚きであり意外であったと強調した。
同庁は、ウクライナは世界貿易機構(WTO)や国際獣疫事務局(OIE)加盟国としての国際義務に従って、鳥インフルエンザ発見事例を緊急に国際貿易パートナーに通達したことを伝え、「ウクライナの採った鶏インフルエンザの管理・処分の方策は、EU加盟国の行なっているものと同等と認められるものだ」と強調した。
これに先立ち、本年1月18日、ヴィンニツャ州の民間企業「フーチル」にて、ニワトリの死亡が確認され、診断の結果、鳥インフルエンザによるものだと判明していた。