ホンチャルーク首相、バビシュ・チェコ首相とともにビジネス・フォーラム出席
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ホンチャルーク首相は、同フォーラムの際、「ウクライナは、欧州統合・欧州大西洋統合路線を維持し、欧州とのビジネス、政治、文化の繋がりを最大限深化させる」と発言した。
同首相は、ウクライナ政府は、欧州連合(EU)スタンダードにウクライナを適合させるために最大限の速度で仕事をする準備があると発言した。
首相は、ウクライナが抱える問題として、とりわけ「土地売買、資本の動き、労働市場へのソ連的制限」を指摘した。
また、首相は、閣僚会議(内閣)に大型投資業務のための特別事務所を設置したと発言し、政権との仕事において問題や不便が生じた場合は同事務所に連絡して欲しいと呼びかけた。
首相は、チェコの企業に対して、ウクライナとともに、ウクライナで仕事をしようと決めたチェコの企業たちがあることを嬉しく思うと述べつつ、政府は企業が快適に活動できるようにあらゆることを行っていくと明言した。
バビシュ・チェコ首相は、「ウクライナは、非常に将来性ある領土を持っており、歴史的にも地理的にも私たちに近い。両国の貿易は伸びている」と発言した。
同首相は、2018年、チェコからEUへの輸出は78%増加したとし、「私たちは同様の輸出可能性を対ウクライナにも見ている」と発言した。
同首相は、二国間関係の更なる発展を扱う委員会の活動再開をするのが良いと指摘し、またチェコはウクライナでの複数プロジェクトの実現に参加する用意があると伝えた。
また、同首相は、「チェコ共和国は、非常に良い経済成果を出している。私たちのところは、失業率と対外債務が最も低い。これは非常に重要なことと思う」と強調した。
フォーラム時、両国代表者たちは、二国間の複数の協力文書に署名した。
なお、バビシュ・チェコ首相は、商業界代表者たちと現在キーウを訪問している。訪問の目的は、ウクライナの主権、領土一体性、独立支持の表明、ウクライナ・EU関係、ウクライナ・ロシア関係の協議となっている。
チェコにとって、ウクライナは上位20の貿易相手国。また、チェコ労働省の統計データによれば、2018年、12万1086名のウクライナ国民がチェコにて就労していた。これは、同国の外国人労働者全体の約5分の1の数である。