日本政府、ウクライナ東部で若者支援プロジェクト実施=ユニセフ

日本政府、ウクライナ東部で若者支援プロジェクト実施=ユニセフ

ウクルインフォルム
倉井高志駐ウクライナ日本国特命全権大使は、2日間のウクライナ東部訪問の際に、ドネツィク州スロヴヤンシクにて、若者向け英会話クラブをオープンさせ、障害ある若者のための裁縫のトレーニング・コース用セットを手交した。

国連児童基金(ユニセフ)が発表した

ユニセフの発表には、「代表団は、スロヴヤンシクにて、ユニセフが日本政府の支援を受けて東部で実施している若者イノベーション・プログラム『UPSHIFT』の勝者と面会した。大使は、UPSHIFTプログラムの若い参加者たちが設立した英会話クラブをオープンさせ、また障害のある若者たちのための裁縫訓練コース用セットを手交した」と書かれている。

同発表によれば、本年、日本政府は、ユニセフによるプロジェクト「2019~2020年ドネツィク・ルハンシク両州の若者の強靭性強化とコミュニティの社会的安定性促進」実現のために36万ドルを供与したとのこと。

倉井大使は、「日本は、常にウクライナをサポートしてきた。私は、ここでユニセフのプロジェクトに参加する若者と会えて嬉しく思う。私たちの対ウクライナ支援を受け取る人々と日本国民の間の繋がりが感じられて、私は嬉しい。私たちの支援の主要な目的は、ウクライナの発展、そして、日本とウクライナの繋がりを強化することだ。プロジェクトを通じてあなた方が日本の人々のことを思い出してくれたら、嬉しい。私たちは、ウクライナの若者には大きな未来があると思っているし、将来、あなた方が良い仕事に就けることを期待している」と発言した。

ユニセフは、同プロジェクトの目的は、ウクライナ東部の子ども・若者へのトレーニングを通じて、彼らへ紛争の影響を軽減することにあると説明している。

ウクライナ東部ユニセフ事務所のラミズ・ベフブドフ所長は、「私たちは、日本政府がウクライナ東部の武力紛争の影響に打ち勝つために供与しているサポ

ートに感謝している」と発言し、また「子ども達、若者達は、紛争による困難から最も影響を受けるカテゴリーに属している。ユニセフは、日本政府の財政サポートを通じて、子ども達・若者達の教育条件の改善、生活力の促進のために努力している」と伝えた。

ユニセフの発表では、2019年の学業年度開始(9月)から、ドネツィク・ルハンシク両州では、日本政府のサポートで、UPSHIFTプロジェクトが4度に渡り実現されているとのこと。スロヴヤンシク、クラマトルシク、ドブロピッリャ、シェヴェロドネツィクからの約1000名の若者からプログラム参加の申し込みが届き、その中から、20のチームが選ばれ、彼らの提案するプロジェクトの実現のために、合計約120万フリヴニャとなる資金援助がなされたと報告されている。

また、ユニセフは、日本政府がウクライナ東部の紛争開始から、子ども達とその家族のサポートために、これまで通算で800万フリヴニャ以上の支援を拠出していると伝えた。発表には、この日本政府の支援により、ユニセフは、紛争圏にて、20万人の児童のための安全な勉学環境を作り出し、150万人のための飲料水や衛生設備へのアクセスを改善し、児童・若者の学習プロジェクトや就労訓練を通じた発展をサポートしてきていると説明している。

写真:ユニセフ・ウクライナ


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