【宇フィンランド首脳会談】ゼレンシキー大統領、フィンランド側に独露間新ガスパイプラインの危険を指摘

【宇フィンランド首脳会談】ゼレンシキー大統領、フィンランド側に独露間新ガスパイプラインの危険を指摘

ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、フィンランド大統領に、ロシアからバルト海を通じてドイツへと直接天然ガスを送るために建設されている「ノルド・ストリーム2」が欧州全体の脅威となっていると指摘した。

12日、ゼレンシキー大統領が、キーウ(キエフ)訪問中のサウリ・ニーニスト・フィンランド大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「私は、フィンランド大統領の注意を『ノルド・ストリーム2』問題に向け、このプロジェクトが欧州全体にとっての脅威であり、同プロジェクトを商業的にのみ評価しては、将来にわたり欧州パートナー国にとって高くつくことを強調した」と発言した。

ゼレンシキー大統領は、ウクライナにとってフィンランドとエネルギー分野の協力を拡大することは極めて重要であるとし、特に省エネ技術のウクライナへの導入を指摘した。

「ノルド・ストリーム2」建設プロジェクトとは、ロシア海岸からバルト海を通じてドイツまで通じる新しいガスパイプライン建設のことである。同パイプラインは、年間550億立方メートルのガスが輸送できるようになることが想定されており、ライン全長は1200キロメートル以上。

このパイプラインは、ロシアのガスプロム社が、欧州のEngie、Uniper、OMV、Shell、Wintershallといった企業と共同で建設している。建設開始時の予定では、完工は2019年末とされていた。

ウクライナは、ノルド・ストリーム2が完成することで、ロシアから欧州へとガス供給を行う際の「輸送国」としての役割を失うことから、このプロジェクトに反対してきた。その他、米国、ポーランド、バルト諸国も反対している。これらの国々は、欧州がロシアのガスへの依存を高めると警告している。


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