宇プリヴァト銀行、常設仲裁裁判所にて、対露クリミア資産裁判に勝訴=同銀行発表
ウクルインフォルム
ハーグに設置されている常設仲裁裁判所は、クリミアにてウクライナのプリヴァト銀行の資産がロシア連邦に収用された問題に関する、ロシアに対する裁判で、同銀行に有利な判決を下した。
15日、プリヴァト銀行広報室が発表した。
プリヴァト銀行は、本日明らかになった2019年2月4日付部分的仲裁判決にて、同裁判所がプリヴァト銀行の対ロシアの要求に関する管轄を有することを認めた上で、ロシアがクリミアにおけるプリヴァト銀行の資産を違法に収用したことを通じて投資保護協定に違反したこと、並びに、プリヴァト銀行に同収用による損失の完全な補償を得る権利があることが認められたと強調した。
同時に、仲裁裁判所は、プリヴァト銀行がロシアの違法行為により受け取るべき補償額については継続審議対象となった。
なお、プリヴァト銀行は、10億ドル以上の補償を要求している。
これまでの情報では、本件は、2015年7月にプリヴァト銀行がロシア連邦を相手に、「クリミアで失った投資の保護」裁判を開始したことから始まっている。