韓国大宇系企業、ミコライウ港の穀物ターミナルの株式75%を取得
ウクルインフォルム
ウクライナ国家投資評議会のメンバーとなっている、韓国の企業ポスコ大宇(Posco Daewoo)は、ミコライウ港の穀物ターミナルの株式を75%取得したことを発表した。
13日、ユリヤ・コヴァリウ大統領直轄国家投資評議会事務所所長が自身のフェイスブック・アカウントで発表した。
コヴァリウ所長は、「ポスコ大宇が本日、ミコライウ港穀物ターミナルの取得を発表したことを私たちは嬉しく思う。同企業は、同港同ターミナル(の株式)を75%取得する関連契約書に署名した」と書き込んだ。
同所長は、本件は同社が外国で農業物流分野において出資した最初のケースであると指摘した。
なお、ポスコ大宇の社長・GMの金永相(キム・ヨンサン)は、ウクライナの国家投資評議会のメンバーである。
また、本件につき、コリア・ヘラルド紙は、ポスコ大宇は12日にウクライナの物流関連企業Orexim Groupとの間で同港取得の契約書に署名したと報じた。取得額は公表されていない。同ターミナルは、主にとうもろこしと小麦の輸出に用いられていくとのことであり、年間250万トンの輸出が可能となる。同ターミナルは、追加建設が2019年7月まで続く予定。ポスコ大宇の関係者は、ウクライナのターミナル購入は、アジア4番目の規模の経済を持つ韓国の食料安全保障を強化すると考えていると述べた。
また、韓国は、2017年を通じて合計1000万トンのとうもろこしと500万トンの小麦を購入したことが伝えられている。
写真:コヴァリウ所長、フェイスブック