国会、2019年度国家予算を採択

国会、2019年度国家予算を採択

ウクルインフォルム
最高会議(国会)は、2019年度ウクライナ国家予算を採択した。

23日、この国家予算法の第二読会にて、最高会議議員239名が支持した(過半数は226)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

投票後、アンドリー・パルビー議長は、「決定は採択された。2019年度ウクライナ国家予算が採択されたのである」と発言した。

同予算の具体的な内容は、以下のとおり。同予算は、2019年のGDP成長率を3%、インフレ率を7.4%と予想している。2019年1月1日からの最低賃金は、4172フリヴニャ。生活賃金は2019年7月1日には1936フリヴニャとなり、12月1日には2027フリヴニャとなることが想定されている。

第二読会にいたるまでに、2019年の歳入は1兆261億3180万フリヴニャ、歳出は1兆1121億3000万フリヴニャと定められた。国家予算における赤字額の上限は、899億8930万フリヴニャと定められている。

採択時、フロイスマン首相は、議場にて、この国家予算案につき「安全保障・防衛には、記録的な額である2100億フリヴニャがあてられている。また、学校、専門・技術教育、研究者・教育者の給与増額への支出も維持した。道路の建設には、550億フリヴニャを想定。経済発展を刺激することも想定しており、特にGDPの17%を形成する農業分野への支出を重視した」と発言した。

また同首相は、「2019年は、経済的にも政治的にも困難な年となるが、しかし私たちは、バランスの取れ、現実的な予算を手にした。私たちは、安全保障・防衛、医療、教育の計画を全て維持したし、道路を建設し、非中央集権化を進めていく」と発言した。

採択された予算によれば、防衛・安全保障への支出は2119億フリヴニャ、年金支払は1675億フリヴニャ、教育分野への支出は1269億フリヴニャとなっている。


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