セルビア、EUへの弾薬売却の準備あり それがウクライナへ提供されることも許容

セルビア、EUへの弾薬売却の準備あり それがウクライナへ提供されることも許容

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セルビアのヴチッチ大統領は、同国は大量の弾薬を生産しており、それを欧州のどの国へも売却する準備があると発言した。

ヴチッチ大統領が独誌キケロとのインタビュー時に発言した

ヴチッチ氏は、「私たちの倉庫は弾薬で満ちており、私たちはさらなる生産を行っている。特に迫撃砲弾だ。私たちはフランスよりも多くの弾薬を生産している。(中略)弾薬は欧州で必要とされている。そのため私は、EUの友人たちに、私たちと売買契約を結び、私たちが持っている物を全て得る機会を提案した。これは、私たちが欧州の安全保障において行うことができる驚異的な貢献となるだろう」と発言した。

記者からさらに、それらの弾薬はその後ウクライナで使用される可能性があるか、と質問されると、ヴチッチ氏は、「購入者はそれで何をすることもできる」と答えた。同時に同氏は、EUはその提案に対し、まだ返答していないと補足した。

同時に同氏は、セルビアは軍事的に中立であり、ロシアによる対ウクライナ侵攻を非難していること、また、バルカン諸国の中で最も多くの財政的・人道的支援をウクライナ対して行ってきたことを強調した。さらに同氏は、セルビアでは、モルドバでの選挙後の騒乱に向けて、親露勢力を訓練するためにキャンプを設立した人々が逮捕され、また欧州で違法行為を行った人々も逮捕されたことを喚起した。

その他同氏は、ロシアがウクライナに侵攻して以来、プーチン氏とは3年3か月会っていないとし、比較として、対ウクライナ(編集注:全面)戦争が始まる前は、自身はプーチン氏と少なくとも年に3回は会っていたと指摘した。ヴチッチ氏は、セルビアがロシアとの関係を断ち切ることは、大きなエネルギー依存やその他の理由、とりわけ多くのセルビア人がロシアとの戦略的な結び付きを維持することが重要だと考えていることから、他の国よりも難しいと説明した。

その上で同氏は、ロシアとの良好な関係がセルビアのEU加盟への道を妨げることになるのか理解できないと指摘し、セルビアが今後8年以内にEUに加盟すると考えていると発言した。


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