ロシアは自爆型無人機製造のために南アフリカで女性を大量に雇用している=ウクライナ偽情報対策センター
ウクルインフォルム
ウクライナの国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センターは26日、ロシアは自爆型無人機の製造工場で働かせるために南アフリカで若い女性を大量に雇用していると報告した。
偽情報対策センターがフェイスブック・アカウントで伝えた。
報告には、ロシア・タタールスタン共和国にある「アラブガ」経済特区がアフリカやアジアの国々からの労働者を募る活発な宣伝キャンペーンを展開しているとある。しかし、偽情報対策センターは、それは実際には、ウクライナへの攻撃に使われる無人機を生産している軍事工場での仕事のことだと指摘する。
その際センターは、ロシアが労働者を探すためにBRICSの組織を利用しているのは特徴的だとし、つまり、同国は、経済発展と平和的強力のための国際組織を自らの戦争目的のために関与させているとの見方を示した。
その上でセンターは、それはロシアのアフリカに対する本当の姿勢、すなわち、人間を含む資源の供給源としてみていることを示していると指摘した。センターは、「アフリカにおいて、ロシアのプロパガンダは、植民地主義との闘いや西側諸国との対立について語っているが、ロシアは実際にはアフリカ諸国の脆弱な層を搾取することで、植民地主義の慣行を再現しているのだ」と主張している。
これに先立ち、ブルームバーグが、ロシアが自爆型無人機の組み立てのために南アフリカの若者を雇用していると報道していた。ブルームバーグの問い合わせに対して、南アフリカ共和国外務省は、「虚偽の名目で南ア市民を採用する外国のプログラムに関する報告について、政府は鋭意調査している」と回答している。
写真:Den Harrson on Unsplash