
ドイツ、ウクライナへのパトリオット供与で米国との合意目指す=報道
ウクルインフォルム
ドイツは、ウクライナへの防空システム「パトリオット」供与のための資金を負担し、米国との間で供与につき合意することを目指している。
独紙ビルトが関係者の発言を元に報じた。
報道によれば、ドイツ政府が、米国からの武器供与停止に対する懸念を受けて、ウクライナへの追加の防空システム供与に関する緊急解決策に取り組んでいるという。ウクライナ軍の「パトリオット」用ミサイルの不足は、特に危機的だという。
具体的には、ドイツ政府はウクライナに追加の「パトリオット」2基と迎撃ミサイルを提供し、その全費用を負担する計画で、その供与は米国との二国間合意によって手配され、ドイツは現在その承認を待っているという。2日にはドイツ政府はこの問題を議論したとあり、関連の要請は数週間前にすでにワシントンに提出されていたという。今後、ヘグセット米国防長官が決定を下すことになる。
ビルト紙は、現在の不確実な情勢の中で、ドイツはウクライナへの武器支援を維持するために、外交レベルで米国と「秘密の合意」を目指していると指摘している。ただし、この情報に関する公式な確認はまだない。
ウクライナは以前、米国から「パトリオット」を直接購入しようと試みたが失敗し、その後ドイツ政府に働きかけたという。