チェコはウクライナとの軍事協力を深化させる準備がある=フィアラ首相
フィアラ首相がプラハを訪れたゼレンシキー大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
フィアラ氏は、「私たちは、ロシアの侵略政策の成功ではない、公正な平和を希求している。(中略)ウクライナは私たちを頼って良い。私たちは、ウクライナ人の公正な戦いが成功するよう、ウクライナが勝利するようあらゆることを行う」と発言した。
その際同氏は、ウクライナにとって最大の保証は強力かつ良く武装された自国軍だと強調した。
同氏はまた、チェコは「有志連合」の積極的な参加者であり、ウクライナとの軍事協力を深化させる準備があると伝えた。その際同氏は、具体的にそれは軍人の訓練が含まれるとし、「有志連合」の一環で、「L159」と「F16」の訓練を含め、ウクライナ軍航空機飛行士をチェコ領内で訓練することで合意に至ったと発言した。そして同氏は、ウクライナ軍人はすでにチェコの訓練場で訓練を受けていることを喚起し、「私たちは、兵士訓練への私たちの参加を深化させる準備がある。訓練は例えば、ナメシュチで実施され得る」と補足した。
その他同氏は、チェコによるウクライナに砲弾を供与するイニシアティブについて喚起し、それによって「今年に入ってからウクライナに50万点の大口径砲弾が供与された」と伝えた。
加えて同氏は、全面戦争が始まって以降、チェコはウクライナに2000点以上の重装備、620点の火砲、約300両の戦車、50点以上のミサイル発射装置などを供与したと喚起した。
その上で同氏は、チェコ人は、ウクライナ人が何を経験しているかをよく理解していると強調し、同日はプラハのナチス占領に対する蜂起から80周年であると喚起した上で、チェコは自国防衛の重要さと「侵略者への譲歩は良い手段ではない」ことを知っていると発言した。
なお、ゼレンシキー大統領は、5月4、5日にチェコ首都プラハを公式訪問している。