デンマーク、自国軍人訓練のためにウクライナへの軍人派遣を計画
ウクルインフォルム
デンマークは、自国軍人を訓練させるためにウクライナに派遣することを計画している。
スイスのニュースサイト「ブルーニュース」がボイセン・デンマーク参謀総長のTV2局へのインタビュー時の発言を報じた。
ボイセン参謀総長は、デンマークはウクライナ軍人の現代戦争遂行時の経験、何より戦場での無人機活用の経験に関心があると発言した。
また同氏は、デンマーク軍人は前線から離れた場所に滞在するとし、その訓練は今年の夏にも始まる可能性があると述べた。
デンマークのローカル.dkも、ボイセン氏が「私たちは、ウクライナ人の経験について直接聞くために、いくつかのチームをそこへ送る」と発言したと報じた。
報道では、派遣されるのは複数の連隊の軍人であり、武器は携帯せず、戦闘に参加することはないという。
ポールセン・デンマーク国防相は、同計画にコメントせず、本件は軍人が扱っていることだと発言したという。
なお、デンマーク政府は4月に、ウクライナに対する総額67億デンマーク・クローネ(約9億7000万ドル)の第25回軍事支援パッケージを採択していた。同支援は、2025〜2027年を通じたウクライナ支援となるという。
写真:EPA/UPG