「保証的展開」=マクロン仏大統領、欧州部隊のウクライナへの派遣コンセプトを説明
ワシントンを訪問したマクロン大統領がトランプ米大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
マクロン氏は、「昨年、1年前、戦争状況下での軍の、思うに、完全に合法的な目的での派遣の可能性が提起された。それは、戦略的な不確実性を再現するためだった。今、私たちが軍隊について話す際、私たちは、永続的な平和が達成された後の翌日のことについて話している」と発言した。
また同氏は、フランスは英国との間で過去数週間策定してきた計画を、ウクライナとロシアの間で永続的かつ合意され、欧州と米国が集団で保証国となる和平に署名されたその直後に、計画を実現することができると発言した。
そして同氏は、「私たちは、『私たちは準備ができている』と言うために、その計画を私たちの軍組織間で話し合ってきた。最前線へ行くのでもなく、係争地ないし被占領地へ行くのでもなく、しかし、平和が維持されるのを確保するために、私たちの支持を示す。つまり、その展開は、いわば完全に平和的で、戦闘行為とは結び付かないが、しかし、保証的展開と呼べるものだ」と説明した。
同氏はさらに、それらの部隊は「定義上」制限されることになるが、同時に連帯の証になるだろうと指摘した。
そして同氏は、「私は全ての私たちの同盟国と協議を行ってきており、複数の欧州と非欧州の国々がその努力に参加する準備がある。中にはは、ウクライナ軍を支援し続け、兵力や装備の観点で長期的に同国の能力を支えつ受けている国もある」と述べた。
加えて同氏は、米国がそれに同意するかどうかに関心があったとし、「そして、(編集注:トランプ)大統領は、非常に強い言葉で『イエス』と言ったところであるし、さらには私たちに、ロシアと行った協議の中、彼らの二国間交流の間では、それが受け入れられたとも言った」と伝えた。
その上で同氏は、欧州の人々はコミットメントを負い、連帯と抑止の能力を示すことになるとの見方を示した。その際同氏は、「それはつまり、私たちが保証者となる合意が生じ、ロシアがそれに違反したら、同国は、和平プロセスにコミットメントを負っている全ての国と事実上紛争状態に入るということだ。それは変化である。そのようなことは、近年一度もなかった。それは、2014年に私たちが行ったこととは違う。よって、それは本当に画期的なことである」と締め括った。