EU、ウクライナの防衛支援のために4年間で200億ユーロ供与を検討
ウクルインフォルム
欧州連合(EU)のボレル上級代表は20日、同日の外務理事会会合にて、ウクライナへの防衛支援として4年間毎年50億ユーロずつ拠出する可能性を検討したと発表した。
ボレルEU上級代表が記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が発言した。
ボレル氏は、「私たちは、ウクライナの防衛上の必要に今後4年間、毎年50億ユーロ供与するために『欧州平和ファシリティ(EPF)』にて特別なセクションを設置することを提案している。それは、その大変良く機能しているEPFであり、私たちは今後もそれを活用していく。しかし、私たちは、前述の通り、今後4年間、年間50億ユーロと見積もられる、EPFに別枠の資金を設ける」と伝えた。
同氏はまた、EU加盟国の閣僚は、この提案につき意見交換を行ったと述べ、今後本件は8月末にスペインのトレドで開催される閣僚級非公式会合の際に詳細に協議されることになると付け加えた。
さらに同氏は、同日の会合では出席者がウクライナの和平案「平和の公式」を公正で永続的な平和を達成するための唯一の広範な基盤とみなすことを認めたと伝えた。その際同氏は、「同公式では、ウクライナこそが推進力となるものだ。ともあれ、ウクライナ人がこの戦争の凄惨な被害を受けているのだ」と発言した。