米国によるウクライナへのパトリオット提供決定は他の国にとっての扉を開くことになる=クレーバ宇外相

米国によるウクライナへのパトリオット提供決定は他の国にとっての扉を開くことになる=クレーバ宇外相

ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は、バイデン米大統領が今回ウクライナに防空システム「パトリオット」を提供する決定を下したことで、他の同盟国にとっても同様の決定を下すための「扉を開く」ことになると指摘した。

22日、クレーバ外相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

クレーバ氏は、「ウクライナはもうすぐその最新システムの最初の1基を受け取るが、それは防空の全くもって新しいレベルとなる。さらに重要なことは、そのバイデン大統領の決定がその他の『パトリオット』にとっての扉を開くことにある」と指摘した。

同氏はまた、今回の決定へ続く道は全面的戦争が始まる前に始まっていたとし、2021年4月にイェルマーク宇大統領府長官が初めてパトリオットの提供を米国に公に呼びかけていたと伝えた。

同氏は、「当時その呼びかけがどれほど懐疑的に見られていたか覚えている。しかし、私たちは信じて、あらゆるレベルで仕事をしてきたのだ。2021年11、12月、その件を協議で提起した時のことを覚えている。戦争の最初の数日、ゼレンシキー大統領、イェルマーク氏、私、レズニコウ氏が、改めて米国パートナーを説得した。『私たちにはパトリオットが要る』と。(今年)11月末には、私たちはこの対話を改めて活発化した。特に、私は、北大西洋条約機構(NATO)閣僚級会合にて、変圧器とパトリオットを求めて来た、と率直に述べたのだ」と伝えた。

さらに同氏は、最終的に合意に至ったのは、12月のウクライナ・米国首脳電話会談の時だったと明かした。

同氏は、「ウクライナに『パトリオット』というのは、命と民間インフラを救うことである。それは、ロシアのもう一つの戦略的敗北である。それにより、脅迫とテロのテコが失われる。それは私たちの勝利を近付ける。加えて、パトリオット以外にも、協議の際、多くの重要な議題が行われた」と強調した。

なお、21日、ゼレンシキー大統領は、米ワシントンを訪問し、バイデン米大統領と会談を行った

これに先立ち、同日、米国政権は、ウクライナに対する総額18.5億ドルの新しい軍事支援を発表している。同支援には、防空システム「パトリオット」のウクライナへの供与が含まれている。

ゼレンシキー大統領は、バイデン米大統領との共同記者会見時、米国による防空システム「パトリオット」の提供はウクライナに空の盾を作る上での重要な一歩だと発言した


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