ゼレンシキー大統領、米第6艦隊司令官と会談
写真
ウクルインフォルム
ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は4日、オデーサ州への視察時に、多国籍軍事演習「シーブリーズ2021」に参加する米ミサイル駆逐艦「ロス」を訪れた。
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、大統領は、同艦の設備・装備を視察した他、第6艦隊司令官を務めるユージン・ブラック中将と会談した。
その際大統領は、同日が米独立記念日であることに触れ、ウクライナ海軍の日と米独立記念日が同じ日であることは象徴的だとし、「私は、この二つの出来事は互いに結びついていると思う。なぜなら現在ウクライナは、自らの独立、主権、領土一体性を東部で防衛しているからだ。そして、私たちは、パートナーである米国の陸上、水上、空中でのサポートのおかげで、自らの独立をより確実に、より成功裡に守ることができると信じている」と発言した。
大統領は、今年の多国籍軍事演習「シーブリーズ」が史上最大規模となっていることは、ウクライナがロシアの侵略を前に孤立していないことを示すシグナルであると指摘した。
ブラック中将は、米軍にとって、自らの独立のために戦う国の大統領を同艦に迎えられることは大きな光栄だと強調した。
同氏は、演習「シーブリーズ2021」は、相互互換性達成のために多くの要素の活動をしているとし、それはウクライナ軍と米軍の陸海空での連携にとって非常に重要だと指摘した。
なお、ウクライナでは、7月4日は「ウクライナ海軍の日」と定められている。