ゼレンシキー大統領、ドンバス情勢激化と協議上のウクライナへの圧力の試みとの関係を指摘
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ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は、最近武装集団からの攻撃件数が増加していると指摘しつつ、それは三者コンタクト・グループ(TCG)協議上のウクライナへの圧力の試みと関係があるとの考えを示した。
11日、大統領府がドネツィク州訪問中のゼレンシキー大統領の発言を伝えた。
大統領は、「今日で、包括的停戦体制に合意してからちょうど200日だ。そして、私たち皆が、最近武装集団側からの攻撃件数が増えたことを見ている。しかしながら、『停戦』という言葉に懐疑的になっている人もいるかもしれないが、停戦は必要であり、成果もある。停戦は、軍人・民間人の命を救ったのだ」と発言した。
大統領は、2018年はドンバスで121名の軍人が死亡し、799名が負傷、2019年は100名が死亡し、507名が負傷、2020年は50名が死亡し、338名が負傷したと述べたと喚起した。
同時に大統領は、過去数週間、攻撃件数が確かに増えており、それはとりわけTCG協議にてウクライナ側への圧力の試みと関係していると発言した。
大統領は、アウジーウカのウクライナ軍人の追悼碑にて献花を行った。
大統領府は、同行する複数の国の大使もまた献花を行ったと伝えた。
写真:大統領府