クレーバ外相、NATO会合に参加

クレーバ外相、NATO会合に参加

ウクルインフォルム
ドミトロー・クレーバ外相は2日、北大西洋条約機構(NATO)の最高意思決定機関「北大西洋理事会」(NAC)の外相級会合にて、同会合にNATO非加盟国のウクライナとジョージアが参加することは、両国のNATO加盟路線への支持が不変であることのシグナルだと指摘した。

ウクライナ外務省広報室が伝えた

クレーバ外相は、同日の会合につき「私は、NATO加盟国に占領国ロシアによる一時的被占領下クリミアの軍事化について詳細に報告した。具体的な数字、黒海地域の安全に対する否定的な影響の証拠を示した。さらに半島の核武装化の兆候が核不拡散体制への深刻な脅威となっていることも伝えた」と発言した。

 外相はまた、ウクライナのNATO加盟願望についても伝達したとし、「私たちは、ウクライナでのNATO演習の増加をはじめ、NATOとのさらなる連帯を望んでいる。私は、ウクライナはNATO加盟へ向けて進み続けており、加盟のための行動計画(MAP)が付与されることを期待している」と発言した。

その他クレーバ外相は、複数のNATO加盟国の外相が、ウクライナが主導する「クリミア・プラットフォーム」について言及したと指摘した。加えて、ウクライナが高次機会パートナー(EOP)の地位を取得したことを歓迎する国もあったと報告した。

さらに外相は、「いくつかの国は、演説の中でウクライナに対するNATO加盟付与を原則的に支持すると表明していた」とも指摘した。

外相は、NATO加盟国に「クリミア・プラットフォーム」実現への積極的参加を要請したとし、同プラットフォームは、黒海地域の安全保障を含め、クリミアで起こっている問題のあらゆる側面を検討する上での「傘」となるものだと指摘した。また外相は、ロシアが被占領下クリミアにてウクライナ国民をロシア軍に徴兵していることなど、ロシアがクリミアにて国際人道法の規範に違反し続けていることも報告したと伝えた。

クレーバ外相は、黒海地域の安全保障状況の悪化は、沿岸国のみならず、南欧、中近東、北アフリカの国々にも脅威をもたらしていると指摘した上で、NATOが黒海地域の安全にさらに関与する準備があること、ウクライナとジョージアとの連携を強化する準備があることを歓迎した。

外相はまた、NATO率いる国際平和維持活動へウクライナが参加し続けていること、オデーサにて2021年5月に予定されているウクライナ・NATO共同指揮本部訓練「Coherent Resilience」が実施されることは、危機的状況下における対応、ハイブリッド脅威への対抗において、ウクライナとNATOの連携深化を促進するものだと指摘した。


Let’s get started read our news at facebook messenger > > > Click here for subscribe

トピック

ウクルインフォルム

インターネット上の全ての掲載物の引用・使用は検索システムに対してオープンである一方、ukrinform.jpへのハイパーリンクは第一段落より上部にすることを義務付けています。加えて、外国マスメディアの報道の翻訳を引用する場合は、ukrinform.jp及びキャリー元マスメディアのウェブサイトにハイパーリンクを貼り付ける場合のみ可能です。オフライン・メディア、モバイル・アプリ、スマートTVでの引用・使用は、ウクルインフォルムからの書面上の許可を受け取った場合のみ認められます。「宣伝」と「PR」の印のついた記事、また、「発表」のページにある記事は、広告権にもとづいて発表されたものであり、その内容に関する責任は、宣伝主体が負っています。

© 2015-2024 Ukrinform. All rights reserved.

Website design Studio Laconica

詳細検索詳細検索を隠す
期間別:
-