ゼレンシキー大統領、国家安全保障戦略を確定

ゼレンシキー大統領、国家安全保障戦略を確定

ウクルインフォルム
14日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、国家安全保障国防会議(NSDC)による決定を発効させ、ウクライナ国家安全保障戦略を確定させる大統領令に署名した。

ゼレンシキー大統領が関連大統領令第392/2020に署名した。大統領府が公表した

発表には、「同令は2020年9月14日付NSDC決定『ウクライナ国家安全保障』を発効させ、同戦略を確定する」と書かれている。

大統領府は、国家安全保障戦略は、国家安全保障分野の国の政策の基本方針を定めるものであるとし、とりわけ、ウクライナの国益・安全保障上の優先課題、国家安全保障分野の国政の目的及び基本方針、内外政条件を考慮に入れた上でのウクライナの国家安全保障と国益への現行の脅威と予想される脅威、国益・安全の保障ののための国家の外政活動の基本方針、安全保障・国防分野の改革と発展の方向性と課題、並びにその実現のために必要なリソースが定められていると説明した。

発表によれば、同戦略には、ウクライナが国家の発展の礎となる平和を希求していること、人間、人々の生命と健康、誇りと尊厳、不可侵性と安全が社会の最高の価値であると書かれている。

戦略実現上の最終目標は、自由で強固で安全なウクライナを確立することであり、法が支配し、各個人が自らの能力を発揮し、清浄な空気や水を人々が受け取れる、子孫の運命と結びついた国を作ることだと書かれている。

同戦略は、国家安全保障分野の国政の3つの主要な基本の上に成り立つと書かれている。3つの基本とは、

・抑止:ウクライナに対する軍事侵略を不可能とすることを目的とした国防・安全保障能力の発展

・強靭性:社会・国家による安全保障環境の変化への迅速な対応能力と、外的・内的脆弱性の最小化をはじめとする、持続可能な機能性を維持する能力

・連携:欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、及びそれら加盟国、米国をはじめとする重要パートナー国との戦略的関係の発展、ウクライナの国益にもとづいたその他諸外国や国際機関とのプラグマティックな協力

国益の優先課題は、以下のように定められている。独立・国家主権の防衛、国際的に認められたウクライナ国境内での領土一体性の回復、ヒューマンキャピタル発展をはじめとする社会の発展、ウクライナ国民の権利、自由、合法的利益の保護、欧州・欧州大西洋統合。

同時に、大統領府は、同戦略は、世界経済の危機的現象、国際安全保障環境に影響を及ぼす新しい要因の出現、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的拡大、並びに、自然・技術的性格を持つ非常な状況が発生する危険の増加と結びついた、国家安全保障・国防分野の状況の最新の変化が考慮されていると伝えている。


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