ロシア武装集団の砲撃にてウクライナ兵1名負傷=統一部隊
東部情勢
ウクルインフォルム
6日、統一部隊作戦圏にて、ウクライナ兵1名が敵の砲撃で負傷した。
統一部隊作戦本部が発表した。
発表によれば、2020年9月6日、完全かつ包括的停戦が発効してから42日目にして、ロシア連邦武装集団が三者コンタクト・グループ(TCG)の合意を破り、ウクライナ側配置地点に向けた砲撃を行なったと書かれている。
具体的には、クラスノホリウカ近郊の統一部隊に対して、敵は、擲弾発射機にて破片榴弾を3発連射したと説明されている。これにより、火災の後処理を行なっていたウクライナ軍人1名が負傷し、医療施設へ緊急搬送されたと伝えられた。
統一部隊作戦本部は、本件はロシア連邦武装集団が7月22日付TCG合意を意図的に破綻させようとしていることを示すものだと考えていると発表している。
統一部隊はまた、いわゆる「DPR・LPR」に対して、もう一度合意要件履行の機会を与えるとしつつ、「それがうまくいかず、もう一度ウクライナ側配置地点への砲撃がある場合、統一部隊は、あらゆる力と手段を用いて、敵に対して適切な反撃を行う」と伝えた。
なお、現在、ウクライナ東部ドンバス地方では、7月27日0時から新たな停戦が発効している。