民間調査団体、露軍の2014年クリミア占領時における大型揚陸艦使用の証拠を発表

民間調査団体、露軍の2014年クリミア占領時における大型揚陸艦使用の証拠を発表

写真
ウクルインフォルム
国際ボランティア・コミュニティ「インフォーム・ナパーム」は、2014年のロシアによるクリミア半島奪取を目的とする特殊作戦時に、アリゲーター型揚陸艦「オルスク」を参加させていたことを明らかにした。

15日、インフォーム・ナパームがウェブサイトで発表した

発表には、インフォーム・ナパームが「ロシア連邦黒海艦隊第197揚陸艦旅団(72136基地)に属するアリゲーター型揚陸艦オルスク(ID番号148)のクリミア奪取特殊作戦参加の事実を明らかにした」と書かれている。

インフォーム・ナパームは、以前ウクライナの軍事検察が発表した、2014年のロシア連邦がウクライナに対する侵略の際に利用した艦船リストの中に、この揚陸艦オルスクは入っていなかったと指摘した。

また、発表には、インフォーム・ナパームのボランティアたちがロシア軍人のソーシャルメディア・アカウントのプロフィールを分析する中で、オルスクの軍人に「クリミア返還」を記念して授与されたロシア連邦国防省のメダルを発見したとあり、その人物のやり取りを分析し、軍内の人間関係を明らかにしたと書かれている。

1995年2月15日ロシア連邦ノボシビルスク州クイブシェフ市生まれのヴャチェスラフ・ジャブリツェフ氏は、揚陸艦オルスクにて勤務していたことは、掲載されていた写真へのキャプション「私の船『オルスク』だ」にてわかるという。同氏はまた、クリミア占領を記念して授与されたメダルとメダル証明書の写真を掲載しており、その証明書には第197旅団司令官であるコマロフ大佐の書名が入っている。コマロフ大佐については、インフォーム・ナパームのメンバーが、同旅団の別のアリゲーター型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」の対ウクライナ侵略参加を調査している際に既に見かけた名前であるという。

ジャブリツェフ氏が掲載する別の写真にて、同僚のアレクサンドル・エリセーエフの姿が写っている。

1993年2月23日ロシア連邦ロストフ州ウスチ=ドネツキー地区クリムスキー集落生まれのアレクサンドル・エリセーエフ氏は、現在、ロストフ州シャフチ市に暮らし、タトゥーを彫って生活しているという。同氏もまた、オルスクで勤務していた人物であり、ソーシャルメディア「オドノクラスニキ」上の同氏のアカウントには、2014年2月23日のステータスに第197旅団に第145コードが適用されたと書かれている。同コードは、完全な戦闘態勢に入ることを意味するという。同氏もまた、クリミア占領を記念したメダルとメダル証明書の写真を公開し、「初めてのお国の褒美だ」とキャプションを入れている。

エリセーエフ氏は、2014年3月5日、ロシアのバンド「ゼムリャネ」のメンバーと一緒に写った写真をアップロードしている。その写真へのキャプションは、「ゼムリャネのギタリストとキーボード担当と一緒に」と書かれている。このバンドのオルスクでの演奏は、当時ロシアのマスメディアが報じていた。

2014年3月2日、ユーチューブのorskruチャンネルでは、揚陸艦オルスクの船上でゼムリャネの演奏する様子の動画がアップロードされている。動画には、エリセーエフ氏が一緒に写真に撮ったミュージシャン2名の姿が見られる。

ゼムリャネのチャンネルには、更に画質の良い動画がアップロードされており、そこには観客の海軍軍人の姿も写っている。動画は、2016年8月2日に公開されているが、同バンドのユーチューブ・チャンネルが開設されたのが2016年7月であることと関係するだろうと、インフォーム・ナパームは説明する。

インフォーム・ナパームは、この動画を通じて、クリミア占領記念メダルを受け取った更に複数のオルスク船員、イヴァン・リホノソフ氏、ドミトリー・スプラウツェフ氏、ロゴニャン・ムナツァカン氏、セルゲイ・ギムビツキー氏、コンスチャンチン・ユリエフ氏、アレクセイ・ミネノク氏を発見したと伝えた。

その他、インフォーム・ナパームは、「ゼムリャネ」の活動について、「ロシアは、体系的に仕事をしている。軍による侵略と情報侵略を統合し、『ソフトパワー』を使ってウクライナ人の意識へ影響力を及ぼしている」とし、ゼムリャネもそのケースの一つだと指摘した。

その上で、ゼムリャネの動画の一つに、同バンドのミュージシャンたちが、ウラジーミル・プーチン露大統領と同大統領による隣国国家への軍の展開の決定に対する支持を表明する場面が移っているという。

また、他の動画のキャプションでは、同バンドがセヴァストーポリにて、ロシアの武力占領下で実施されたいわゆる「住民投票」を支持するコンサートを開催していたことが伝えられているという。

また、インフォーム・ナパームは、ゼムリャネ以外にも対ウクライナ侵略を情報面でサポートするためにクリミアを訪れた音楽家がいるとし、ゼムリャネが「ルスキエ」や「ボイコット」というったバンドと一緒に歌を歌う場面の写った動画を示している。同動画で彼らは、「バンデラ主義者はやって来ない、ロシア人がやってくる」との歌詞を歌っている。2014年8月にプーチン露大統領の大統領令により、これら音楽家には、「祖国への貢献」を称えるメダルが授与されており、授与の際の動画も彼らのユーチューブ・チャンネルに公開されている。

更に、インフォーム・ナパームは、バンド「ゼムリャネ」が2016年8月に被占領下ルハンシクを訪れていたことも伝えた。

その上で、インフォーム・ナパームは、「私たちは、ウクライナ保安庁(SBU)に呼びかける。ロシアのミュージシャン、俳優、ブロガー、公の場で活動する人々で、ロシアの対ウクライナ侵略を賞賛した者たちは、ウクライナへの入国の際に逮捕され、ウクライナ法に従って罰せらるべきだ。彼らについての情報は、インターポールにも送られなければならない」と強調している。


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